内臓の働き「胃」
鍼灸師は腹診術という検査方があります。
その為、内臓の位置や反射についてや内臓の働きについて勉強します。
今日はその中でも「胃」についてです。
《働き》
①食べ物を見たら、匂いを嗅いだらすると胃酸分泌
②食べ物が入ってくる胃酸と混ぜる運動(蠕動)
③小腸へ送る出口の開閉
主な働きはこの3つです。
この働きが私達の身体でどの様な影響をもたらすか。をまとめていきます。
まずは①の胃酸。
胃酸は食べ物の消化する以外にも
実は細菌やウイルスを退治する役割もあります!
かなり強力なのでストレスによって胃粘膜が薄くなっていると、胃酸で荒れてしまい
胃潰瘍などの病気になります。
食事の際に水を飲んだり、スープなどを飲むのも、胃酸の働きを和らげる一つの方法とされています。
②食べ物と混ぜる運動(蠕動)
蠕動(ぜんどう)は胃の動き方をいいます。
これは副交感神経の働きによって動くので
食後すぐに動かずにゆっくりしていた方がいい。と言うのはその為です。
胃を働かせてあげる為に、食後はゆったりタイムにしてあげましょう。
③小腸へ送る出口の開閉
小腸に勢いよく食べ物が入らないようにしたり、熱い物や冷たい物が入らないようにする働きがあります。
なぜこれが必要なのか。
小腸は消化、吸収、免疫細胞の生産など様々な働きをする為、胃よりも過敏で忙しい臓器になります。※詳しくは後ほど。
その為、胃は小腸を思いやり。自分のところで温度調節を行うのです。
いかがでしたか?
意外と知らない事もあったのでは?
今後はツボの紹介と合わせて消化器系についても書いていきます。