鍼灸師「ゆず」

身体のプロだからこそ知っている事。を隠さずに紹介します

胸式呼吸と腹式呼吸の使い分け方~体幹を鍛える呼吸法~

みなさんが良く耳にする呼吸法「腹式呼吸

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これはとても良い呼吸法です。

 

何が良いかわかりますか?

 

・痩せる

・みんなやってる

・呼吸と言えばでしょ

 

半分正解です。

 

ですがしっかりと使い分けないと普段の生活の質を落とし兼ねません。

 

今回は呼吸の使い分け方。を紹介します。

記事目次

 

 

 

呼吸法の種類と効果

呼吸には普段聞きなれた「腹式呼吸」と

あまり聞かない「胸式呼吸」の2種類あります。

 

この2つは効果を理解し、使い分けることで日常の生活の質が上がります。

腹式呼吸

・基本、体をリラックスさせる為に行う

・吸気時に腹筋を使用する為、燃焼効果に期待できる

・一度に多くの酸素を取り込める

 

胸式呼吸

・腹部に力を入れ体幹を安定させる為、運動に向いている

・胸を大きく膨らませるので心肺機能を高め全身(特に筋肉)への血液供給量UP

・やるぞという時に気合がはいる

 

 

性質が全く異なるのが分かるかと思います。

 

常にどちらか一つの呼吸でいると

・常にリラックスしていてやる気出ない人

・常に体に力が入り動きに力みが出てします人

 

になってしまいます。

 

今、自分は何をするタイミングか。

運動かリラックスか

力が抜け過ぎていないか。入りすぎていないか。

を感じ、使い分けられる事で生活の質は向上します。

 

 

腹式呼吸についての内容は以前の記事を参照ください。

 

kakehashi.hatenablog.com

 

 

kakehashi.hatenablog.com

 

 

今回は運動や仕事で体を‘‘動かす時‘‘に使うとよい胸式呼吸

 

の方法とコツを説明していきます。

 

胸式呼吸の方法

 

①腹部に力をいれ胸が上に膨らみ、肋骨が横に広がるように空気を入れるイメージをします。

 

②まずは鼻からゆっくり沢山吸い込み、胸・肋骨を広げていく練習をします。

 

③うまく出来るようになったら口呼吸でも同様に胸・肋骨を意識して行う。

 

④吐き出す時に腹部を引き上げる様に力を入れ口から吐きだす。

 

方法を理解したら今度は活用です。

 

胸式呼吸の活用~ポイント3つ~

・運動、動作をするときには腹部に力を入れ空気を吐く

→荷物持ち上げる瞬間吐く、動くのと同時に吐く など

・目をつぶり、目や脳へ酸素、血液を送るイメージで胸に空気を溜める様に吸う

→活動能力UP

・良い姿勢を取り胸式呼吸を行うことにより、普段から良い姿勢をキープ出来る

→腹部に力を入れれば肋骨が支えられ猫背になりにくくなる

 

 

呼吸は私生活に欠かすことのできないものです。

理解し、正しく使い。

生活の質を向上させましょう。